チチカカ湖ウロス島の宿情報

ウロス島は、地面から建物から全てトトラという葦でできた島。プーノからモーターボートで30分ほど。
この島の葦でできた建物に泊まりたかったんです。
このホテルだけは押さえようと、日本から予約していったんですが…。

クスコからプーノへの移動に観光バスを予約したのが宿泊前夜のこと。バスがプーノに到着する17:00は、公共モーターボートの営業時間外なので、ホテルに送迎を頼まなければなりません。
急いで事情と到着時間をメールしたのですが(さらに観光バスもWi-Fiが入っていたのですが)、連絡を受け取れないままプーノに到着。

お迎えを期待して待ってはみたものの、声がかかるのはタクシーの客引きばかりでした。

仕方がないので、客引きに誘われるまま近くのツアー会社へ。
島に泊まりたい・タキーレ島に行きたい・2泊したあとコパカバーナ経由でラパスに行きたい、などなどの希望を伝えると、全部まとめて食事込みで190USドルで手配してくれました。
ちょっと高い気がするけど、まあいいか。

念願のウロス島泊です!宿のお父さんイサクさん(といっても33歳。年下。)がモーターボートで迎えにきてくれて、月夜の葦の中を島に向かいました。

▼本当に葦でできてる家。太陽光発電で電気はつきます。カメラやスマホも充電できます。
昔はろうそく生活だったところ、火事で子どもが3人亡くなる事故があり、当時のフジモリ大統領が太陽パネルを設置したそうです。ウロス島ではフジモリ大統領がとても尊敬されていました。

▼中はこんな感じ。カラフルでかわいい!ただ布団がものすごーく重かったです。

▼トイレはこんな感じ。水洗ではなく、おがくずみたいなのをかけます。日本でも、山小屋でたまにこの方式のトイレがありますね。まったくにおいもせず、けっこうきれいです。

▼この島は大きな魚の展望デッキが目印です。朝昼晩、何度もここに上りました。

▼奥さんのリディアさん。島の作りについて教えてくれます。
まずはトトラの根っこをブロック状に切り出して、必要な広さ分を結びつけるのだそうです。

▼その上にトトラを重ねて重ねて1mくらいの高さに積んで、人が住める島になるそうです。月に2回くらいはメンテナンスが必要だそうです。
1つの島に1家族。この島はご主人イサクさんのお父さんが作った島だとか。

▼トトラの根っこで作った土台に、トトラの茎を重ねて、トトラの家を建てて、台所は石で作って住んでるんですよ、というミニチュアです。

▼夕食時。イサクさん・リディアさん夫婦以外の家族が、外に鍋やお皿を出して食べ始めたのを、魚の展望デッキの上から激写。
こっちの挨拶は「カミサラキ?(How are you?)」「ワリキ!(Good!)」ってやるんだよ、と教えてもらってたので、ちゃんと挨拶しましたよ。

▼ご夫婦は、我々宿泊客の夕食の準備です。私以外に、フランスから家族友人の5人組が泊まっていました。

宿泊客には、民族衣装を貸してくれます。これを着ると、誰でも同じような体型になるようです。
朝晩は冷えるし、この服は暖かいし、一度着ると脱ぐ気になれません。

▼みんなで夕食。パサパサ米とジャガイモとお肉とブロッコリーとコカ茶。
「正直なところ、こっちの食事をどう思う?」という話題で、意見の一致をみました。特にみんな、お米は残しがち。

▼夕食後、家族で歌を歌って歓待してくれます。

▼フランスから来た一家のお父さんは、チチカカ湖での釣りに情熱を燃やしていた模様。釣り道具を持参していました。イサクさんと7歳の息子のアントニオが釣り竿に興味津々になっていました。

▼翌朝、トトラのボートで釣りに向かいます。寒いので、借りた民族衣装を着込んでます。

▼前日に張った網にかかった魚をとります。アントニオもお手伝い(けっこう邪魔してましたが、人懐こくてかわいいのでみんな許しちゃいます)。
小さめのが7匹獲れました。

▼女性たちはカラフルな民族衣装で水辺に立っています。
プーノから島へ向かうボートが行き交うようで、ボートに立ち寄ってもらうための客引きのようです。島の説明や釣り体験などが、現金収入に繋がるようです。

▼外で朝食。パンとヨーグルトとコカ茶。これは前菜。

▼こちらが朝食のメイン。トゥルーチャ(鱒)のグリルに、キヌアご飯。
キヌアスープは滞在中かなり食べたけど、ここまでがっつりキヌアはこれだけでした。

▼みんな親切で、子どもたちもかわいくて、すごく良い滞在になりました。
シャワーだけは早く浴びたいですが。

朝9時にモーターボートでプーノの街に送ってもらい、14:00のバスの時間までプーノ観光。そしてペルーを離れ、ボリビアのコパカバーナに向かいます。

基本一人旅でいく、山の話と旅の話

一生懸命調べたアクセスや予約の情報を記録したいのと、旅行の安否確認のためのブログです。

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