やっぱり感動!マチュピチュ
マチュピチュの麓、アグアスカリエンテスに行くまでは、それはそれは色々ありましたが、マチュピチュはやっぱり感動です!
マチュピチュまではバスで30分。こちらアグアスカリエンテス。日本の温泉街みたいです。実際温泉もあります。(水着を着て浸かるタイプ)初代村長は日系移民だったとか。
バスは5:30始発で、満席になるとどんどん発車します。バス代は往復24USドル。高いっ!宿代が一泊1000円ちょっとなのに(だから水シャワーに苦しんだんですが)
ほぼ始発に近いバスで行ったのに、入り口は長蛇の列。12:00頃だと空いてました。
入り口を通ってからは胸がドキドキ。あの小屋の向こうにはきっと…。
きたー!マチュピチュ!
まずは7時から、あのワイナピチュ登山を予約しています。限定200人。10時からの入場も限定200人で、1日合計400人のレアチケットです。
山の変わりやすい気候を考えると、絶対に早朝のほうがいいです。
というわけで、リャマと戯れながらワイナピチュ登山口まで。
登ります!急な石段が続きます。この山も遺跡なんですね。約1時間で頂上です。
頂上!
ギザギザに通っている道が、麓からバスで登ってきたハイラム・ビンガムロード。開けている部分がマチュピチュ。本当に山の頂上に作られた街です。インカ帝国がもっと続いていれば、もっと色々な山の上にああいう街ができたのかな。
たった170人のスペイン人のせいで、この街づくりの技術を失うなんて。
なーんて歴史に思いを馳せてる横で、フランス人カップルがプロポーズ。みんなでヒューヒューしてあげて、他のカップルもあてられてイチャイチャし始め、大変居心地の悪い思いをしました。
雲が上がってきました。やっぱり山の天気です。下り道はけっこうな雨。
小一時間ほど雨宿り。濡れて寒くて、後はざっと見て帰っちゃおうかとか、気弱なことも思いつつ。
小止みになったので、とりあえずランチに戻ります。雲が濃く立ち込める光景も、山上の街らしくていいにはいいんですが、いかんせん寒くて…。
ランチは一回ゲートの外に出ます。高級ホテルが40USドルのランチビュッフェを出しています。1泊15ドルもかけてないのに、ランチだけで40ドルなんてとんでもない話です。
なので、バス停脇のスタンドでコーヒーとエンパナーダ。8ドル。
ランチしている間に、雨が上がりました。当初の予定通り、インティプンクまで歩くことにしました。
インティプンクまでの道は、インカ帝国時代のインカトレイルの一部です。日本でいう江戸時代の五街道みたいな感じ?
この道がすごく良かったです。迫ってくる山岳風景とちらほら見えるマチュピチュ。虹色の蝶々が現れたり。
インカトレイルを3泊4日で歩いてマチュピチュに入るコース、とても人気で数ヶ月先まで予約が取れないとか聞いたけど本当かな?アルマス広場周辺ののツアー会社に行けば、余裕で取れる気がしました。
こういう風景に感動したんだけど、全然伝わらないですね…。マチュピチュは写真じゃ全然だめです。
あとは細かくインカの技術を堪能。巨石を削ってぴったり組み合わす技術。飛び出した部分を作る技術。ここまでの技を駆使するのは、宮殿や神殿などだけだったようです。
こういう灌漑設備も、インカ帝国の優れた技術のひとつ。
夕食。マチュピチュは素晴らしいけど、行くまでの道のりとか宿とか雨とか水を差すことが多々あったので、夕食はトリップアドバイザーで1位の店一択です。その辺の店はどこも客引きしまくっているのに、こちらは満席で大人数だと断る場合も。私はお一人様なので、何とか隅っこの席に座らせてもらいました。
パイナップルチキンなるものを頼んだら、パイナップルを半分にカットした中に鶏のグリルがどどーんと!付け合わせもたっぷりです。スープデザート付きのコースにしてもそんなに値段の違いはなかったのですが、メイン一品で十分でした。
ただ、ワインがね…。高いんですよね…。料理とハーフボトルで、お値段1:1。どうやらこちらは、食べ物だけなら安く済むけど、嗜好品がお高いようです。
おかげでけっこう禁酒の日々。アルゼンチンまでワインはお預けです。
明日は、途中の遺跡に寄りながら、電車で優雅にクスコに戻ります。
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